フィンランドで一番ポピュラーな果物といえばりんごです。キャラメルアップルをのせたクランブルケーキは、簡単にできるのに美味しい、満足度の高い一品です。
街路樹にもりんご
フィンランドの果物といえばベリーを思い浮かべる人も多いでしょう。ですが、一年中買えて、値段も安く、フィンランド人にとても馴染みのある果物があります。りんごです。
フィンランドの庭には、必ずといっていいほどりんごの木が植えられています。個人宅にとどまらず、アパートの敷地内や、街路樹まで、いろいろなところにリンゴの木が植えられています。毎年秋になると、りんごの木のある家の前には「ご自由にお使いください」と袋いっぱいのリンゴの実が置いてあることも珍しくありません。
フィンランドのりんごは。日本のリンゴよりも小ぶりで、手のひらサイズ。実はちょっと粉っぽく、加熱すると崩れてしまう品種も多いです。ジャムにすることも多いですが、我が家ではもっぱら、そのままかじりついて食べてしまいます。甘酸っぱくて美味しい、秋の恵みです。
フィンランドは何でもパイ
ブルーベリーパイのページでもお話ししたように、フィンランドでは薄く焼いたものは大体パイです。[
フィンランドのブルーベリーパイ ラズベリーパイ
フィンランドのカフェに必ずと言っていいほどある、Mustikkapiirakka=ブルーベリーパイのレシピです。面倒なイメージのクランブルケーキが、驚くほど簡単にできます。
このアップルケーキも、ユハニに言わせればアップルパイ。日本人的には、アップルパイはパイ生地を使ったものだろう!という気持ちなので、文化の違いって面白いなぁと思っています。
その他のフィンランドのレシピはこちらからどうぞ。
フィンランドのおいしいレシピ
日本で手に入る食材で簡単に作れるフィンランド料理のレシピです。さらに、日本とフィンランドの食材の違いにも注目し、選び方から丁寧に解説しています。
人気のフィンランド料理はこちらです。
レシピ
キャラメルアップルクランブルケーキ フィンランドのアップルパイ
フィンランドで一番ポピュラーな果物といえばりんごです。キャラメルアップルをのせたクランブルケーキは、簡単にできるのに美味しい、満足度の高い一品です。
INGREDIENTS
- 牛乳 (無脂肪でない) 100 g
- お酢 (5%のもの) 10 g
- ブラウンシュガー 10 g
- たまご 1 個
クランブル
- バター 75 g
- 強力粉 150 g
- ブラウンシュガー 50 g
- 重曹 1 小さじ
キャラメルアップル
- りんご 200 g
- バター 10 g
- 上白糖 3 大さじ
- 水 1 大さじ
EQUIPMENT
- 電子はかり
- ボウル
- フライパン
- 炒め物用シリコンヘラ
- シリコンヘラ
- 21cmケーキ型
- クッキングシート
INSTRUCTION
- フィンランドではお菓子作りも強力粉です。無料公開を終了しました | Piece of Oishi酒なし、みりんなし、現地の食材で作れるレシピ&料理の科学&海外の食材考察サイト
下準備
- オーブンを200℃に予熱する。
- ケーキ型にクッキングシートを敷く。
キャラメルアップル
- りんごの皮をむき、1cm角の角切りにする。
- フライパンにバター、砂糖、りんごを入れ、中火にかける。
- バターと砂糖が溶けたら全体をよく混ぜる。
- りんごに火が通り、こんがり焼き目がつくまで触らずに加熱する。この間に生地を作る。
- 焼き目がついたら混ぜて、しばらく触らずに焼き目をつけるのを数回繰り返す。
- フライパンに水を入れ、よく混ぜる。
- 水分がとんだら火を止める。
クランブル生地
- バターを溶かす。
- 溶かしたバターに強力粉、ブラウンシュガー、重曹を入れ、混ぜる。ぼそぼそとしたかたまりになったら混ぜるのをやめる。一部は後で生地に入れる。
生地
- ボウルに牛乳とお酢を入れ、混ぜる。
- ブラウンシュガー、たまご、バニラエッセンス数滴を入れ、よく混ぜる。
- クランブル生地のうち、175g(2/3程度)を加え、よく混ぜる。
- 生地をケーキ型に流し込む。
- キャラメルアップルを散らす。
- クランブル生地をシリコンヘラで押さえつけ、大きめのかたまりを作ってからキャラメルアップルの上にまぶす。
- オーブンの中段で30分程度、しっかり焼き目がつくまで焼く。
NOTES
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