フィンランドでは牛タンが手軽に買えます。代表的なレシピが、皮付きの牛タンをスパイス&ハーブとじっくり煮込んだやわらか煮です。時間がかかるので、今では作る人は多くないようですが、箸で切れる柔らかい牛タンは絶品です。
牛タンで何作る?
フィンランドでは、丸ごとそのままの牛タンが売られています。どこにでもあるわけではありませんが、品揃えのいいスーパーに行けばだいたい見つけることができます。そして、牛タンは大体売れ残り、割引のシールが貼られています。割引ハンターの私はここぞとばかりに買いあさるのですが、ここで一つ疑問が。フィンランド人は、牛タンをどうやって食べるのでしょうか?
手間暇かかる
ユハニに聞いてみたところ、教えてくれたのがこのレシピです。シンプルな調味料で、牛タンをじっくりと煮込みます。付け合わせはマッシュポテト。しかしとっても時間がかかるレシピなので、最近はあまり作られていないそうです。ユハニのお母さんはとても料理上手で、いろいろな料理を作ってくれたようですが、それでも数回しか食べたことがないといっていました。
ですが、ゆであがった牛タンは、面白いくらい簡単に皮がむけます。皮つきのままゆでるので、面倒な下処理がいらないのもポイントです。なにより、じっくりと煮込んだ牛タンは箸でも切れる柔らかさです。牛タンのうま味をじっくりと味わえる、おすすめのレシピです。
レシピ
フィンランドの牛タンやわらか煮 スパイス&ハーブ 皮つき調理

フィンランドでは牛タンが手軽に買えます。代表的なレシピが、皮付きの牛タンをスパイス&ハーブとじっくり煮込んだやわらか煮です。時間がかかるので、今では作る人は多くないようですが、箸で切れる柔らかい牛タンは絶品です。
INGREDIENTS
- 牛タン (皮付き) 1000 g
- 水
- たまねぎ 200 g
調味料
- 塩 1 大さじ
- ローリエ 3 枚
- オールスパイス (ホール) 1 小さじ
- ホワイトペッパー (ホール) 1 小さじ
EQUIPMENT
- 計量スプーン
- 鍋
- あくとり網
INSTRUCTION
- 塩は水の量に合わせて調節してください。私は水4Lに大さじ1で、かなり薄味に仕上げています。
- ホールのオールスパイスとホワイトペッパーがない場合は、しっかりあくをとってから、粉末のものを入れてください。
調理
- たまねぎをくし切りにする。
- 牛タンを水でよく洗い、ぬめりをとる。
- 鍋に牛タンを入れ、しっかりつかる程度の水を入れる。鍋に入りきらない場合は牛タンを2-3個に切る。
- 鍋を強火にかけ、あくをしっかりとる。
- あくが出なくなったら、たまねぎと調味料を入れ、弱火にする。
- 時々牛タンが水につかっていることを確認しながら、2-3時間煮込む。
- 2時間だと牛タンのぷりぷりとした歯ごたえがある。3時間だとトロトロになり、箸で切れる柔らかさ。
- ゆであがった牛タンを熱いうちに取り出し、皮を剥く。箸やトングでつかむと簡単に剥ける。
- 厚さ1cm程度にスライスして出来上がり。