フィンランドは菓子パン天国。シナモンロールをはじめ、いろいろな菓子パンの基本となる、パン生地のレシピです。
北欧はカルダモン大国
フィンランドのパン屋さんに行くと、揚げドーナツやデニッシュなど、とにかく菓子パンがたくさんあります。そして、必ずと言っていいほどカルダモン風味です。
カルダモンは、もちろんフィンランドでは採れません。それでも北欧諸国は、アラブ諸国に次いでカルダモンの消費が多い国だそうです。
その理由はもちろん、菓子パンに入れたり、焼き菓子に入れたり、いろいろなものがカルダモン風味です。
カルダモンは、もちろんフィンランドでは採れません。それでも北欧諸国は、アラブ諸国に次いでカルダモンの消費が多い国だそうです。
https://cardamom.world.coocan.jp/information/info13.html
その理由はもちろん、菓子パンに入れたり、焼き菓子に入れたり、いろいろなものがカルダモン風味です。
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みんながカルダモン好き?
それではフィンランド人はみんなカルダモンが好きなのか、というとそうでもありません。
わたしの個人的な「フィンランドといえば」トップ3は、サウナ、コーヒー、カルダモンですが、どれも、一定数は「実は好きじゃないんだよね」という人がいます。
以前、フィンランドの高校で授業をした際に、私はサウナが好きじゃないんだよねと言いました。30人ほどいたクラスのほとんどが、サウナが好きじゃないなんて!とびっくりしていましたが、一人だけ「私もサウナが嫌い!フィンランド人全員がサウナを好きなわけじゃない!」と熱弁をふるってくれました。フィンランド人がおとなしくて、穏やかな気質であることを考えると、その子がそんなに強く主張するなんて、よほど内に秘めたものがあったのでしょう。
話はそれましたが、とにかく、サウナ同様、みんながカルダモンを好きなわけではありません。カルダモンがなくても大丈夫、立派なフィンランドのパンです。
その他のフィンランドのレシピはこちらからどうぞ。
フィンランドのおいしいレシピ
日本で手に入る食材で簡単に作れるフィンランド料理のレシピです。さらに、日本とフィンランドの食材の違いにも注目し、選び方から丁寧に解説しています。
人気のフィンランド料理はこちらです。
レシピ
たまごなし 簡単なフィンランドの菓子パンの生地
フィンランドは菓子パン天国。シナモンロールをはじめ、いろいろな菓子パンの基本となる、パン生地のレシピです。
INGREDIENTS
- 強力粉 (*1) 300 g
- 牛乳 200 g
- ブラウンシュガー 40 g
- バター 40 g
- 生イースト (または8gドライイースト、*2) 15 g
- 粗挽きカルダモン (おこのみで) 1 小さじ
EQUIPMENT
- 電子はかり
- 計量スプーン
- ボウル
- ラップ
INSTRUCTION
- 生イーストを使う場合は、牛乳を人肌程度に温めてイーストと混ぜておく(*3、*4)。
- バターを室温に戻す。
- すべての材料をボウルに入れ、すぐにスタンドミキサーまたはホームベーカリーで捏ねる(*5)。
- 生地の表面がつるつるになったら捏ねるのをやめる(*6)。
- 生地を丸くまとめて、濡れ布巾またはラップをかける。
- 室温またはオーブンの発酵機能で一次発酵をさせる 30分から1時間で、生地が二倍程度に膨らんだら一次発酵完了。
- 二次発酵以降は各パンのレシピ参照。ふわふわ食感 フィンランドの長いシナモンロールフィンランドのシナモンロールは食感で二種類に分けることができます。こちらは二次発酵あり、ふわふわ食感のシナモンロール、KORVAPUUSTIPITKOです。二次発酵なし フィンランドのシナモンロールフィンランドのシナモンロールは食感で二種類に分けることができます。こちらは二次発酵なし、しっかり食感のシナモンロール、KORVAPUUSTIです。フィンランドの菓子パン 目玉パン VOISILMÄPULLA 柑橘アレンジ付きVoisilmäpulla、直訳するとバター目玉パンは、フィンランドの有名な菓子パンのひとつ。パンの中央にバターとお砂糖がたっぷりのったリッチなパンを、柑橘の風味で爽やかにアレンジしました。
ポイント
- フィンランドの小麦粉はすべて強力粉です。無料公開を終了しました | Piece of Oishi酒なし、みりんなし、現地の食材で作れるレシピ&料理の科学&海外の食材考察サイト
- フィンランドでは、どんなに小さなマーケットでも生イーストが置いてあります。50gで30円ほどとお安く、また焼きあがったときの風味もよいので、私は生イーストを好んで使っています。
- 牛乳200gを、レンジで1分程度加熱すると程よい暖かさになります。生イーストはちぎって入れて、スプーンなどで軽く混ぜてください。イーストが底に沈んでかたまっていることがあるので、他の材料と合わせるときにそれもかきだしてください。
- 絶対に牛乳以外の材料を入れないでください。特に海外のレシピで、牛乳に砂糖とイーストを入れてアクティベートする、という手順があるようですが、これはなじみのあるインスタントドライイーストでも、生イーストでもない、別の種類のイーストを使う際の手順です。生イーストは温めてあげるだけで十分で、砂糖や塩を入れるとイースト菌が死んでしまいます。
- 日本のレシピではよく、砂糖と塩、イーストを入れる場所を指定されますが、材料を合わせてすぐに混ぜ始めるのなら、どこに入れても変わらないと思っています。イーストと塩を隣に置いてはいけない、ということですが、上記のように、砂糖だってイースト菌を殺す力があります。砂糖や塩に触れてからイースト菌が死ぬまでの時間が、塩の方がかなり短いので、あまり長時間隣にいてほしくない、というだけです。生イーストを使う場合は牛乳に溶かしているので、材料を入れてすぐに、どう頑張っても混ぜ始めてすぐに塩と触れてしまいます。とにかく大切なのは、材料を合わせたらすぐに混ぜることです。
- 基本のパン生地に比べると、かなり柔らかい生地です。表面がつるんとしてきたら混ぜるのをやめてください。無料公開を終了しました | Piece of Oishi酒なし、みりんなし、現地の食材で作れるレシピ&料理の科学&海外の食材考察サイト
NOTES
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