カンパーニュが有名なこねないパン。加水率を上げると、外はバリバリ、中はもちもちのフォカッチャが焼けます。
こねないパンでフォカッチャも焼ける
こねないパンの、オーバーナイトカンパーニュにはまっています。
こねないでもパンが作れる原理、パンをこねる理由はこちらにまとめました。
加水率を上げてみた
こねないパンの魅力は、なんといってもそのしっとりとした食感です。そこで、もっと加水率(小麦粉に対する水の割合)を上げてみたいと思い、いろいろなパターンで試しました。
成型できない
まず、加水率85%を超えるとかなり成形が難しくなります。頑張ってカンパーニュを試しましたが、二次発酵中に潰れてしまって、高さが出ません。
それなら、もともと薄いパンにしようと思い、フォカッチャを作ることにしました。
加水率を100%にすると、穴をあけてもすぐに閉じてしまいます。フォカッチャに一番よかったのが、このレシピの加水率90%です。
オリーブオイルをかけて成型
また、生地がベタベタなので、直接手で触ると大変なことになります。オリーブオイルかけて、なでるように成形するのがポイントです。
鍋がなくても作れる
また、鍋がなくてもつくれるのもうれしいポイントです。カンパーニュは、焼き上げるときに鍋ごとオーブンに入れます。
一方、このフォカッチャは、天板に広げるだけで簡単に焼けます。
手を汚したくない人のために、もっと簡単なチャバタのレシピもあります。
オーバーナイトチャバタ 一番簡単なこねないパン
カンパーニュが有名なこねないパン。チャバタならもっと簡単に作れます。手も汚れません。外はパリパリ、中はもっちり食感のチャバタです。
レシピ
オーバーナイトフォカッチャ カンパーニュより簡単なこねないパン
こねないパンはカンパーニュが有名ですが、フォカッチャならもっと簡単に、鍋がなくてもできます。外はパリパリ、中はもちもち食感のフォカッチャです。
INGREDIENTS
パン生地
- 強力粉 300 g
- 水 270 g
- 塩 4 g
- ドライイースト 1 g
成形
- オリーブオイル 1 大さじ
EQUIPMENT
- ボウル
- シリコンヘラ
- ラップ
- クッキングシート
INSTRUCTION
下準備
- ボウルに強力粉、塩、ドライイーストを入れ、軽く混ぜる。
- 水を入れる。
- 粉っぽさがなくなり、一つにまとまるまでへらで混ぜる。
- ラップをして、15-25℃の室温で一晩、12時間程度寝かせる。(*2)
成形・焼成
- 生地が二倍程度に膨らみ、表面に小さな泡がいくつも見えたら一次発酵完了。
- 天板にクッキングシートを敷く。
- へらを使い、発酵した生地をボウルのふちからはがす。
- 底からすくい上げるように、2-3回混ぜる。グルテンを切らないように気を付ける。
- クッキングシートの真ん中に生地を落とす。
- 生地にオリーブオイルをかける。
- 手でオリーブオイルを生地全体に広げながら、厚さ1cm程度に伸ばす。
- 生地を30分休ませる。その間にオーブンを220℃に予熱する。
- 焼く直前に、指でしっかりと穴をあける。
- お好みでローズマリー、ガーリック、チーズ、塩などをかける。
- 20-30分、しっかり焼き色がつくまで焼く。
NOTES