フィンランドのどのスーパーでも買える、オートミールのクッキーです。フィンランドのレシピを、甘さ控えめに改良しました。インスタントオートミールでも作れます。
どのオートミールを使う?
オートミールは、粒のままのものと、砕かれたものの二種類があります。そして、この粒の状態によって、お湯を入れた後の食感が変わります。
具体的に確認しましょう。
ロールドオーツはつぶつぶ
粒のままのオートミールは、調理しても粒の食感が残りやすいです。ロールドオーツとか、オールドファッションとか呼ばれるオートミールがこれです。
インスタントオーツはもっちり
砕かれたものは、調理時間が短くなりますが、粘り気が強く出ます。インスタントオートミールと呼ばれるものが多いです。
クッキーの食感が変わる
そして、このオートミールクッキーでも、粒の状態によって焼き上がりが変わることが分かりました。
最初は、インスタントオートミールを使ってこのクッキーを作っていました。しかし、何度試しても、市販品のようなサクサクの食感にはなりません。
フィンランドのオートミールクッキーのレシピはあまりに有名です。検索しても同じ材料のものしか出てきません。つまり、何かを足したり、引いたりして、変化をつける余地がありません。
そこでオートミールについて調べてみました。すると、砕いたオートミールが入っているかどうかという違いがあるとわかりました。実験をしたところ、粒の状態で、オートミールのおかゆの食感が変わることもわかりました。
これがクッキーにも影響するのではと作ってみたところ大当たり。ようやく、サクサクのオートミールクッキーを作ることができました。
体積が大好きなフィンランドのレシピ
ちなみに、フィンランドのレシピは、とにかく単位が体積です。しかも、mLでなくdLです。小麦粉も、オートミールも、ミルクも砂糖も、とにかく何でもdLであらわされています。私はそんなにdLになれていないし、他の国のレシピを見てもdLはなかなか見かけないので、フィンランド独自のものなのでしょう。
とにかく、いろいろな料理を作るにあたり、毎回dLをgに換算しています。
人気のフィンランド料理はこちらです。
レシピ
超簡単オートミールクッキー フィンランドの定番おやつ
- オートミール (*1) 100 g
- ブラウンシュガー 25 g
- 小麦粉 10 g
- ベーキングパウダー (小さじ2) 6 g
- たまご 1 個
- バター 50 g
- 電子はかり
- ボウル
- シリコンヘラ
- クッキングシート
- オーブンを200℃に予熱する。
- 天板にクッキングシートを敷く。
- バターを溶かす。
- オートミール、ブラウンシュガー、小麦粉、ベーキングパウダーをボウルに入れ、軽く混ぜる。
- 溶かしバターを入れ、全体をよく混ぜる。
- 卵を割り入れ、よく混ぜる。
- スプーンを使い、生地を天板に丸く広げる(*2)。クッキー一枚あたり、大さじ1程度が目安。
- オーブンで10-15分焼く。
- クッキングシートにのせたまま冷ますとしっとりと、ケーキクーラーにのせて冷ますとサクサクになる。
- 砕いたオートミールが入っているインスタントオートミールだとしっとり仕上がり、粒だけのものだとサクサクに仕上がります。
- 広げ方によって食感が変わります。全体を薄く伸ばした場合、サクサクのクッキーになります。真ん中を厚めにすると、厚みのある部分はしっとり感が残ります。お好きな方法でどうぞ。
コメント