海外でも、日本の味を楽しみたい
和食がうまく作れない
海外に住んでいると、思いもよらぬところで料理に支障が出ます。
例えば、日本の水は軟水ですが、ヨーロッパはほとんどが硬水。幸い、私が住んでいるフィンランドは軟水の国ですが、少しだけ滞在したマルタでは、わざわざ日本から持って行った大好きなコーヒーが、硬水の影響で全く違う味になり、とても悲しかったことを覚えています。
フィンランドでは、小麦粉の種類が多いにもかかわらず、そのほとんどすべてが強力粉です。パン作り、お菓子作りにはほとんど影響がないのですが、てんぷらを作るとべたついてしまいます。
我慢する?あきらめる?
海外に住んでいるんだから仕方ない、自分で選択したんだから文句は言えない。そう自分に言い聞かせたり、あるいは人に言われたり、そんな経験がある人も少なくないと思います。海外に住んでいるという理由で、いろいろなことを我慢しないといけないこと、あきらめないといけないことって、挙げたらきりがないです。
私はあきらめない
私はとにかく料理が好きです。料理をできない環境は、数日でもかなりのストレスです。作りたいものを作れない、食べたいものが食べられない、でも海外だから仕方ないと端からあきらめる生活、私には耐えられません。
もちろん、できないこともたくさんあるけれど、海外でもあれが食べたい!を叶えるための、試行錯誤のお話です。
こんなこと、海外じゃないとできないからね。