海外で売られている、豚の大腸小腸などのモツをはじめ、くさいモツにはこれが一番!徹底的にモツのにおいをとる下処理の方法です。
海外のモツはくさい
ギアラの下処理を試行錯誤して学んだことですが、海外のモツは、日本で手に入るモツよりもだいぶにおいがきついです。
当然、日本のレシピを使って処理すると、においがきつすぎて食べられません。
今回は、くさいモツのにおいを徹底的にとる下処理の方法をご紹介します。
牛乳に漬ける
まず、一番大切なのは牛乳につけることです。どんなにくさいモツでも、牛乳に漬けるだけで、かなりにおいが軽減されます。
また、もともとのモツがそれほどくさくないと思っても、30分は漬けておくと安心です。
そして、においがきつい場合は、牛乳を取り換えて、2、3回繰り返すとかなり効果があります。
しょうがたっぷり
次に、茹でるときのポイントです。
まずは、さっとゆでてあくをとります。そして、大量のしょうがと一緒にゆでます。ショウガの代わりに、たまねぎを入れてもいいと思います。
日本だと、ねぎの青い部分を使うことが多いですが、残念ながら海外にはねぎがありません。
家をにおいから守れ!
以上のひと手間ふた手間で、かなりにおいがとれます。特に、牛乳の下処理があるとないとでは大違いです。
いきなりゆでるところからスタートすると、モツのにおいが家中に充満してしまいます。食べる前に気分が悪くなっては元も子もありません。
どんなに急いでいても、牛乳につけてから茹でてください。
レシピ
豚の大腸・小腸の下処理 煮込み用 くさいモツの処理方法

海外で売られている冷凍のモツはかなり臭いので、日本のレシピでは十分ににおいが取れません。豚の大腸小腸をはじめ、くさいモツ専用、しっかりにおいをとる下処理の方法です。
INGREDIENTS
- 豚の小腸または大腸
- 牛乳
- 水
- しょうが
EQUIPMENT
- 鍋
- ざる
- はさみ
INSTRUCTION
- 冷凍の豚の大腸500gを処理すると150g、小腸900gを処理すると200gのモツになりました。
水洗い
- 腸の内側に水を通してしっかり洗う。蛇口の水を出しっぱなしにして、腸にそそぐとやりやすい。
- はさみで腸を切り開く。大腸は厚いのでしっかり切る必要があるが、小腸は薄いのではさみを押し当てるだけで切れる。
- 水が透き通るまでしっかり洗う。
においとり
- 水を切ったモツをボウルに入れ、牛乳をひたひたに注ぎ、30分置く。室温が高い場合は冷蔵庫に入れる。
- 牛乳を捨て、水が透き通るまでしっかり洗う。
- においがきつい場合はもう一度牛乳に入れる。
ゆで
- 鍋にお湯を沸かし、モツを入れて5分程度ゆでる。
- モツをざるにあげ、水が透き通るまで洗う。大腸は、内側にごみがついていることが多いので、表面のひだごと取り除く。
- はさみで食べやすい大きさにカットする。
- 鍋にお湯を沸かし、モツと薄切りのしょうがをたっぷり入れて茹でる。
- モツを取り出しにおいを確認する。臭みが取れたら下処理完了。
- この状態で冷凍保存可能。
- 牛のモツ、ギアラの煮物用下処理の方法はこちら。くさみをしっかりとる ギアラ・牛モツの下処理ギアラの下処理で、いきなり茹でるとにおいが充満します。まずは牛乳につけて、その後セロリなどと一緒にゆでるのがおすすめです。