うま味が凝縮されたドライトマトは、オーブンに入れるだけで簡単に作れます。切り方や加熱時間、保存方法まで、コツ満載のレシピです。
ドライトマトを作ろう
ドライトマトは、うま味が凝縮されたとっても便利な食材です。
しかし、買うとなると割高なのがドライトマトです。それなら作ってみようと、いろいろなトマトで試しました。
ミニトマトがおすすめ
家庭のオーブンでドライトマトを作る場合、水分量の少ないミニトマトが扱いやすく、おいしかったのでおすすめです。私は縦長の品種を使っています。
切り方にもポイントが
半分に切るとき、写真の左のように種の部分が見えるとその周りの水分が飛びやすくていいです。反対に、右のようになると水分が飛びにくいです。
実は、種が見えるように切る方法があります。
ミニトマトは、上から見ると楕円形をしています。図に示したように、楕円の長軸に沿って切るだけです。今まで数百個切りましたが、百発百中でした。
ちなみに、上の写真の右側は、わざと短軸方向に切ったものです。
一度に作れる量は?
時間のかかるドライトマトですから、できるだけたくさん作りたいものです。
我が家の天板は35cm×45cm、ぎゅうぎゅうに敷き詰めると750gのミニトマトが載りました。乾燥する過程で縮んでくるので、たくさん敷き詰めて大丈夫です。
オーブンのモードにも気を付けて
また、トマトを乾燥中はかなり水分が出てきます。コンベクション機能や排気機能などで水分を庫外にすると時短になります。
トマトが変化する様子
もちろん、オーブンの大きさ、トマトの量などでかなり変わってきますが、参考までに、加熱時間と乾燥の目安を載せておきます。
1時間
まだかなり水分が残っている。
2時間
少ししわがより、中に多少水分が残っている。
3時間
全体にしわがより、よく水分がとんでいる。
まずは1時間たったところで状態を確認し、その後の加熱時間を決めると失敗しにくいです。
どこまで乾燥させるかは好みによりますが、サラダなどに使う場合は、水分が多少残っているくらいがおいしいです。
保存に気を付けて
トマトがオリーブオイルから出ているとかびやすいです。オリーブオイルはトマトが十分に隠れるまで、たくさん入れてください。
750gのミニトマトを使った場合、500mLのガラス瓶に十分収まりました。
漬けているオリーブオイルにもドライトマトの味が移って、炒め物などに使うとおいしいです。
レシピ
うま味たっぷりドライトマト コツ満載で失敗知らず
- ミニトマト (好きな量、下記note参照)
- オリーブオイル
- ガラス瓶(煮沸消毒したもの)
- ミニトマトを洗い(*1)、縦に半分に切る(*2)。
- 天板にクッキングシートを敷き、切り口を上に向けてトマトを並べる(*3)。
- 100℃のオーブンで2-4時間加熱する(*4)。加熱しすぎると焦げるので注意。
- 粗熱を取り、煮沸消毒した瓶に入れ、トマトが完全に浸るまでオリーブオイルを入れる(*5)。