みりんなし、酒なし、白だしなしで作れるめんつゆレシピです。だしの素さえあれば海外でも作れます。うどんにも、そうめんにも、おそばにも、調味料としても大活躍です。
ヨーロッパはめんつゆが買えない?
2021年4月から、EUへの動物性加工済原料を用いた食品の輸出が厳しくなりました。2021年末ごろから、フィンランドでも、めんつゆがどこにも売られていないという話を耳にするようになりました。これは、めんつゆが魚のエキスを含んでいるからでは?と言われています。真偽は定かではありませんが、ルールの移行時期や品切れになった時期を考えると、この新ルールが影響している可能性が高そうです。
海外で手作りめんつゆ
海外ではもともと高級品のめんつゆ。ヨーロッパでは、さらに手に入りにくいものとなって今いました。そんなめんつゆを簡単に代用できないかと考えた結果、みりんなし、料理酒なし、もちろん白だしもなしで、だしの素でめんつゆのレシピを作りました。
基本的なめんつゆは、だしをとり、みりんや酒を入れ、煮切って作ります。それでは、めんつゆにおけるみりんや酒、だし汁の代用を考えてみましょう。
みりんの甘味はブラウンシュガーで
みりんには甘味だけでなく雑味も含まれます。ですから、みりんの代用は上白糖など砂糖ではなくブラウンシュガーをお勧めします。
料理酒は必要なし
めんつゆを作るときに、料理酒は必須ではありません。加えることで確かに風味が増します。丁寧に、美味しい麺つゆを作りたいときは加えてもいいかもしれません。それでも、めんつゆ作りに料理酒は必要ないでしょう。
みりん、だし汁の風味
風味の面では、みりんや酒を使ったものにはかなわないというのが現実です。しかしこれは、手作りのめんつゆと比べたときの話です。市販のめんつゆの代用には、だしの素で、みりんなし、料理酒なしで問題ありません。
みりんなし・酒なしのメリット
一方で、みりんや酒を使わないメリットもあります。アルコールが含まれないので、煮切る必要がありません。ブラウンシュガーを溶かすために、電子レンジで30秒ほど加熱する必要があります。それでも、鍋や火を使うレシピに比べて、驚くほど簡単にできます。
みりんなしでおいしいめんつゆ

めんつゆとだし醤油の違い
めんつゆとだし醤油の違いは、主に甘さです。だし醤油は砂糖が入っていないという説も見かけます。しかし、いろいろなだし醤油を見てみると、だし醤油の成分にはしっかり糖類が含まれています。
つまり、めんつゆの方が甘く、だし醤油の方がしょっぱい、というのが大まかな違いです。
めんつゆと白だしの違い
めんつゆと白だしの違いは、主にしょうゆの量でしょう。白だしは、基本的には薄口しょうゆを使い、おしょうゆは控えめです。それに対して、めんつゆはしょうゆが主な材料です。
簡単に作れる麺のレシピ
海外ではめんつゆが高級品です。それだけでなく、うどんやそばなどの麺類も高級品です。実は、うどんは捏ねずに作れます。蕎麦も打たずに作れます。めんつゆだけでなく、いろいろなものが簡単に手作りできます。
自分で作るめんつゆなら、濃さも自由自在。三倍濃縮より濃いめんつゆだってできます。知っていると便利な、酒なし、みりんなしのめんつゆのレシピです。
レシピ
海外でもだしの素で手作り麺つゆ 酒・みりんなしで代用

- 水 (*1) 50 mL
- しょうゆ 2 大さじ
- ブラウンシュガー (*2) 1 大さじ
- だしの素 (*1、*3) 1/2 小さじ
- 水 (*1) 150 mL
- しょうゆ 2 大さじ
- ブラウンシュガー (*2) 1 大さじ
- だしの素 (*1、*3) 1/2 小さじ
- 水 (*1) 100 mL
- しょうゆ 2 大さじ
- ブラウンシュガー (*2) 1 大さじ
- だしの素 (*1、*3) 1/2 小さじ
- だし汁を使う場合は、水を全量だし汁に置き換え、だしの素は省いてください。
- 耐熱容器に、水、ブラウンシュガー、だしの素を入れる。
- 電子レンジで30秒加熱する。
- よく混ぜて、ブラウンシュガーとだしの素を溶かす。
- しょうゆを入れてできあがり。
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