ヘルシンキからタンペレは一時間半ほど。国内ですから当然、時差もありません。フィンランド旅行の際は、一日観光にももってこいです。移動方法は電車とバスの二種類。徹底的に比較しました。
電車とバスの基本情報
ヘルシンキからタンペレへ移動する方法は、主に電車かばすのどちらかです。まずは、それぞれの基本情報を確認します。
電車はVR
特急列車(Intercity Train)ローカル列車(Commuter Train)などの種類があります。
バスの運営は2社
それでは早速、それぞれの項目について、列車とバスを比較しましょう。
所要時間は特急列車に軍配
まずは所要時間を比較しましょう。
列車には色々な種類があります。その中でも、最も早いICを利用した場合、ヘルシンキータンペレは一時間半程度です。
一方、バスを利用した場合、Onnibus、Matkahuoltoともに2時間かかります。スピードの面では、電車に軍配です。
ただし、ここで注意したいのが、列車の種類によって所要時間が変わることです。少し安めのチケットだと1時間50分程度、鈍行列車では3時間程度かかります。購入時には必ず所要時間を確認してください。
料金はバスが安め
さて、2022年3月時点で調べた最安値を比較してみます。
まず電車、VR。こちらは、最も早い高速電車、ICで8.9ユーロが最安でした。
一方、Onnibusの最安値は3.9ユーロMatkahuoltoの最安値は、4.8ユーロでした。
お値段を比較すると、バスのほうがお手軽です。そして実は、コロナ以前はバス料金が更に安かったんです。
Onnibusの車体には、1€という文字が大きく描かれているものがあります。以前は、早期に予約すると1ユーロからチケットを購入できました。しかし、コロナによって会社の経営状況が悪化。チケットの値段は上がり、バスの本数も少なくなってしまいました。
予約はお早めに
フィンランドでは、長距離列車や長距離バスは、予約の混雑具合によって値段が変動します。そして、乗車日が近づくほど値段が上がります。
例えば、VRの最安値は8.9ユーロですが、当日購入すると21ユーロ。混雑具合によっては、一週間ほど前からこの値段になります。
本数は電車のほうが多い
それでは、電車とバスの本数はそれぞれどうでしょうか。
ICは、最も高速のもので一時間に1本運行しています。2時間程度かかるものも含めると、30分に一本は発車しています。
一方バスは、Matkahuolto、Onnibus共に1−3時間に一本程度の運行です。
本数の多さで考えると、電車のほうが、より柔軟な予定を立てられます。
乗降場所はどちらも便利
乗降場所はどうでしょうか?
列車の場合、ヘルシンキはヘルシンキ中央駅、タンペレはタンペレ駅を利用します。どちらも街の中心部にあり、利便性は問題ありません。
一方長距離バスは、ヘルシンキはKamppiショッピングセンターの地下、タンペレは長距離バスステーションです。こちらも、両方とも街の中心にあります。
ただし、Kamppiの地下にはバス停がとてもたくさんあります。そして、短距離バスと長距離バスでフロアが異なります。利用する際は、少し注意が必要です。
快適さは圧倒的に電車
乗車時の快適さはどうでしょうか?
一方のバスは、至って普通の大型バスです。
Onnibusは2階席があったり、足元が広めの席があったりしますが、Matlahuoltoはただのバス。もちろんトイレはつていますが、2時間乗ることを考えると、あまり快適とは言えません。
快適さでは、電車が圧倒的です。
どちらもWi-Fi・コンセントあり
移動中に気になるのが、電波が入るかどうか、そして、コンセントが有るかどうかではないでしょうか。
これについては、電車もバスも問題ありません。どちらも無料Wi-Fiを提供しています。そして、充電用のコンセントも完備されています。もちろん、コンセントの形状はヨーロッパ式なので、変換プラグは必須です。
私は列車を使うことが多い
個人的に、以前は本数も多く、値段の安いバスを使っていました。しかし、コロナの影響で、バスは値上がりし、本数も少なくなってしまいました。快適さを考えたときに、少し多めに払ったとしても、電車で移動するほうがいいと思っています。
タンペレ観光のおすすめ
参考文献
*1