フィンランドの各主要都市を結ぶVRは、住民にも旅行者にも大切な足です。ただ、日本の新幹線とは違い、座席が回転しません。つまり、座席によっては何時間も後ろ向きに進むのです。ただ、列車がどちら向きに進むかは、予約画面ではわかりません。そこで、私の経験に基づき、ヘルシンキータンペレ、タンペレーオウル間で、この番号なら前向きに進むという座席をお伝えします。
南側が1号車
列車は、4−7両編成のものが多いです。そして、基本的には1号車が南側です。
画像は、ある日のタンペレ発ヘルシンキ行きの列車の二階席一覧です。基本的に右側が南、タンペレからヘルシンキに南下するときは1号車が先頭、逆に、ヘルシンキからタンペレに北上するときは、1号車が最後尾ということです。
車両の真ん中で向きが変わる
座席指定のできる特急列車は、殆どが二階建てです。車両の真ん中に、4人用のボックスシートがあります。そして、そこを起点に座席の向きが変わっていきます。
南下時は大きな番号、北上時は小さな番号
以上の情報から、南下時は一階、二階それぞれの中で大きめの番号を、北上時は小さめの番号を選べばいいということがわかります。
その中でも私は特に、二階の中央から数列離れた座席がおすすめです。一階は、食堂車へ向かい人が移動するので、かなり頻繁に人が行き来します。二階も、車両の端にトイレがあるので、中央に近いほうが人通りが少ないです。
100%ではない
今のところ、1号車が南側というのは百発百中なのですが、時々この法則が通用しないことがあります。
オウルからタンペレに向かう際、たしかに1号車が先頭で南下していました。なので数字の大きい座席が正面向きに進むはずで、VRのアプリでもそう表示されていました。ですが、実際に乗車してみると、数字の小さい方が正面向き。いつもとは車両が逆向きだったのです。もうこればかりは、運としか言いようがありません。
子供向け、ペット同伴、食堂車
予約時に気をつけたいのが、車両によっては子供向けの遊具があったり、ペット同伴可能になっていることです。犬のマークや、遊具のマークで確認できます。
また、食堂車の二階や、Ekstraと書かれた座席は、別料金が必要な、ゆったりとした座席です。
以上、VRの予約時に知っておきたい情報でした。この情報は、私の経験に基づくものであり、公式に発表されているものではありません。また、すべての都市間でこれが適応されるとは限らないことも、予めご了承ください。