フィンランドの滞在許可証の更新は楽じゃない

Move to Finland

私はフィンランドに在留して3年目ですが、6月に申し込んだ在留許可証の更新手続きがやっと始まりました。

いろいろな種類がある

一年目は、高校でボランティア教員をしていたので、高校からの公式な書類をもとに在留許可を得ました。この手続きは時間こそ3か月かかりましたが、書類などはさほど難しくなく、追加の質問もなしでスムーズに終わりました。就労などの制限があります。

二年目は、パートナーとの関係に基づく在留許可です。私たちは結婚していないのですが、申請時点で一年近くの同居期間があったためこの在留許可を申請できました。フィンランド国外での同居も、公的な書類で証明できれば適応されるようです。こちらも就労などの制限があります。

三年目は、二年以上同居しているので、コハビテーションという婚姻同等の在留許可を申請しました。婚姻同等になるので、就労制限もなく、起業なども許可されています。

質問に心が折れる

大変だったのは、二年目と三年目の在留許可です。移民局から追加質問が送られてくるのですが、これがとてもつらい。いつから付き合っているんですか、どうやって生計を立てるんですか、どうしてフィンランドに住むんですか、どうして結婚しないんですか、などなど。

私は意志あって、結婚ではなくパートナー関係での在留許可を申請したのですが、普段の生活で聞かれたら大変失礼にあたるような質問を、公式な機関からされるわけです。もちろんほかにも、不法滞在はしませんとか、許可が下りなかったらすぐに退去しますとか、そういう書類にも署名します。もちろん必要な書類ですが、疑われているようで、気分がいいものではありません。

パートナーとの関係を再確認

この質問は、前触れもなく急に送られてきます。今回ももれなく心をえぐられ、寝込みましたが、あれこれ言葉にして答えるというのは、パートナーとの関係を明確にするいい機会でもあります。この後同様の質問がパートナーにも送られてくるので、ある意味私たちの関係を助けてくれているとも言えます。もちろん、こんなことがなくても話し合うことですが、きっかけを与えられるというのはありがたいです。

なにより、急に送られてきた質問で私が落ち込んでいるときに、パートナーが優しくしてくれるとか、文句ひとつ言わずにパートナー向けの書類を書いてくれるとか、そういう行動がありがたく、この人と一緒に暮らせて幸せだなぁと再確認できます。

それでも、やっぱりあれこれ聞かれるのは楽しいものではありません。今回もまた、大変な一日を過ごしました。

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