鍵がない?驚きのフィンランドのトイレ事情

Life in Finland

フィンランドのトイレは、日本で考えるトイレの当たり前とは少し違うことがあります。すぐトイレ?謎のシャワー?鍵がない?旅行で訪れたらきっと驚いてしまうであろう、フィンランドのトイレ事情をまとめました。

ドアを開けるとすぐトイレ

私はフィンランドの高校でボランティア教員をしていましたが、一番はじめに驚いたのはトイレのつくりです。廊下に3つほど、トイレのドアが並んで設置されており、ドアを開けるとすぐに便器があります。

日本人的には、音が聞こえてしまうのではと心配になりますが、フィンランド人は気にしないようです。この、ドアを開けるとすぐトイレという作りは、ショッピングセンターなどでも見かける可能性があるので要注意です。

個室に洗面台&シャワー

商業施設などの大きな建物になると、通路からいきなりトイレではなく、日本のトイレと同じような作りになっているところも多くあります。そこで驚くのが、さほど広くない個室でも洗面台がついている場合が多いことです。

洗面台の横には、写真のような小さなシャワーが付いています。実はこれ、ウォシュレットなんです。洗面台で水を流し、ウォシュレットについているレバーを握ると、シャワーのように水が出てきます。

個室に鍵がない?

見かけることは稀ですが、トイレのドアに鍵がないこともあります。

実はこれ、ドアノブを90度上に持ち上げるとロックされるシステム。大きな商業施設ではまず見かけませんが、古いビルに入ったカフェなどで、時々遭遇します。

ロールタオルが主流

日本のトイレの手洗い場でよく見かけるのは、手をかざして使うハンドドライヤーです。フィンランドでは、もちろんハンドドライヤーも見かけますが、主流はロールタオルです。

日本でも昔使われていたので、見覚えのある人も多いと思います。タオルを引っ張ると清潔な部分が出てきます。そこで手を拭いてしばらくすると、引っ張った部分のタオルが巻き取られていきます。もちろん、引き出される部分はしっかり交換されていますので、衛生的にも安心です。

トイレ一つとっても、日本とフィンランドには違う点がいくつもあります。トイレのような当たり前の存在のものほど、その違いを知るとびっくりします。

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