フィンランドに移住したらやるべき事務手続き

Move to Finland

フィンランドの行政システムは、もちろん日本のものとは異なります。どんな手続きをするべきなのか、まとめました。ここに載っていないもので、するべきことがあればぜひ教えてください。

すぐにやること

最初に、フィンランドに移住したらできるだけ早くやりたいことを確認します。

住民登録

まずは、フィンランドの(旧名称Maistoraati)に出向き、住民登録を行います。私が手続きをしたときは、三か月前までさかのぼって登録することができました。

私が手続きをしたときに窓口で確認したところ、留学生でも、どんな形でも、一定期間滞在するならば住民登録が必要なようです。

そして、この住民登録をしていないと、後のKela加入や銀行口座の開設に大きく影響してきます。私はこの住民登録をすっかり忘れていたので、海外旅行保険の加入で余計な出費がかさみました。

Permanent Addressが必要

フィンランドでは、様々な手続きにPermanent Addressが必要です。ビザの種類によっては、すぐにPermanent Addressを取得できるかもしれません。しかし、私は移住当初Bタイプのビザでした。このビザの場合、住民登録後一年経たないと、Permanent Addressを取得できませんでした。

私は、住民登録をすっかり忘れていたため、Kela加入が遅れました。その分をカバーするために、余計な海外旅行保険料がかかってしまいました。

Permanent Address取得後にやること

Permanent Addressがいつ取得できるかは、それぞれのビザのタイプで異なると思います。Aタイプではすぐに取得できるようです。しかし、Bタイプは一年以上継続で居住する必要があります。詳しくは住民登録の際にご確認ください。

Kelaへ加入

まずは、KansaneläKelaitos(国民保険制度事務局)、通称Kelaに加入します。Kela加入にはPermanent Addressが必要です。Bタイプのビザで、一年未満の滞在の場合は残念ながら入ることができません。その場合、留学生向けの保険や、各自で海外旅行保険に加入します。

Kelaに加入すると、公立病院で診察を受けることができます。また、Kelaカードは、日本の保険証とお薬手帳を合わせたような役割を持っています。病院で処方してもらったお薬の情報は、Kelaカードのバーコードから読み取ってもらえます。

TEへ連絡

もしも仕事についていない場合は、Työ- ja elinkeinotoimisto(雇用経済開発室)、通称TE-toimisto、またはTEに連絡します。

TEではまず、失業者として登録をします。その後、求職の手伝いや、移民向けのIntegration Planへの参加、起業の支援などを受けることができます。また、失業手当を受け取ることもできます。ただし、この失業手当についても、Bタイプのビザは対象外です。

警察のID取得

警察のIDは、銀行の開設に必要です。もちろん、フィンランドにはいろいろな銀行があり、それぞれのルールがあります。私が使っている銀行は、パスポートでも開設できるようでした。それでも。IDカードがあれば利用料がかからず、より良いサービスを受けられるとのことでした。

二年以内にやるべきこと

さらに、知らないで過ごすと損をするかもしれない事務手続きがあります。

運転免許証の書き換え

日本の免許証は、書類の提出のみでフィンランドの免許証に書き換えができます。ただし、これは移住して二年以内のみの措置です。忘れずに手続きしてください。

なお、通常は元の国の免許証は返還されないようです。しかし、日本では免許証が身分証明書の代わりをしているということで、大使館へ送付され、返還してもらえます。

詳しくは、大使館のページをご覧ください。

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