そば粉はあるけれどそばはない。そんな海外でも、パスタマシンで簡単に作れるそばのレシピです。年越しそばも寝かせるだけで簡単手作りできます。
こねないパン・うどん・ラーメン



それなら、そば打ち技術がなくても、パスタマシンで簡単に作れるそばはないかと考えました。
そば粉はグルテンフリー
うどんやラーメンをこねずに作れるのは、小麦粉と水を混ぜただけでグルテンが形成されるからです。一方、そば粉はグルテンのもととなるたんぱく質を含みません。
そばは、そば粉の割合によって十割そば、二八そばなどと呼ばれます。十割そばはそば粉だけで作ります。そば粉と水を混ぜて寝かせてみましたが、当然、変化はありませんでした。
小麦粉を使う
それならばと小麦粉二割、そば粉八割の二八そばを作ってみました。こちらは多少かたまりになったのですが、いくら寝かせてもぼそぼそとしていて、伸ばすのにかなり技術が必要でした。当然、パスタマシンで作ることなどできません。
次に、小麦粉とそば粉を五割ずつ、いわゆる同割そばを試しました。こちらは寝かせるだけでしっかりとした生地になり、パスタマシンでも問題なくそばになりました。ただ、ここまで行くとかなり弾力があり、そばの風味も弱くなってしまいます。
色々試したところ、そば六割、小麦粉四割だと、そばの香りが強く、歯切れのよい食感になりました。生地は切れやすいですが、慎重に扱えば問題なくパスタマシンで製麺できます。
六割じゃ足りない?
そば粉が六割じゃ物足りない、と思う方もいらっしゃるでしょう。ですが、スーパーで買えるそばは「そば粉が三割以上」という決まりがあります。つまり、乾麺のそばを買ったときに、そば粉の割合が六割以下のことだってあるのです。
試しに、日本から送ってもらったそばの成分表示を確認しました。十割そば、二八そばと書かれているものは、当然そばの割合の方が大きかったですが、中には小麦粉の方が多く含まれるものもありました。
海外でも、そば粉が手に入れば簡単に作れる作れる六割そば。年越しそばにいかがですか。


人気の年越し・新年レシピはこちらです。
レシピ
パスタマシンで六割そば 海外でも簡単手作り年越しそば

- そば粉 180 g
- 強力粉 120 g
- 水 150 g
- 強力粉
- かたくり粉
- ビニール袋にそば粉と強力粉を入れ、袋を振ってよく混ぜる。
- 袋に水を入れ、そば粉としっかり混ぜる。生地は手で触らず、すべて袋の中で混ぜる。
- 最初は全体を揉むようにして、水とそば粉を混ぜる。
- そば粉のかたまりができてきたら、粉っぽい部分と水分が多い部分を混ぜるように揉む。袋の角にたまった生地や、袋に張り付いた生地にも注意して混ぜる。
- 全体的にぼそぼそとしている場合は水を大さじ1ずつ増やす。
- 表面をよく観察し、粉っぽい部分が残っていないかを確認する。粉っぽい部分は、生地を折りたたんで中に入れる。
- 袋の空気を抜き、封をして冷蔵庫で6時間以上寝かせる。48時間程度まで寝かせて大丈夫。
- 作業台に小麦粉をふるう。
- 生地を冷蔵庫から取り出し、作業台にのせる。
- 生地を一人分ずつ切り分ける。
- パスタマシンに入る厚さまで麺棒でのばす。
- 小麦粉をつけてパスタマシンでのばす。生地がべたつくときは適宜小麦粉をつける。
- 一度伸ばしたら、パスタマシンの幅に合わせて折りたたみ、また伸ばす。
- もう一度折りたたみ、生地をそばの厚みに合わせて伸ばす。Atlas150では、めもり4(1.8mm)がおすすめ。
- 生地を、食べやすい長さに切る。20-30cm程度が目安。
- 生地にかたくり粉をまぶし、カッターで切る。製麺後はすぐに茹でる。
- めん棒を使い、生地をのばす。
- ある程度薄くなったら一度折りたたみ、再び伸ばす。
- 余裕があればもう一度折りたたみ、伸ばす。生地がかたくて伸ばすのが大変な場合は省略。
- 生地を2mmの厚さに伸ばす。
- 生地全体にかたくり粉をまぶし、包丁より短い幅に折りたたむ。
- 包丁を使って生地を切る。製麺後はすぐに茹でる。
- 大きな鍋にお湯を沸かす。
- 沸騰したら、麺をほぐしながら入れる。
- 菜箸でかき混ぜ、底に張り付かないようにする。
- 1-2分でゆであがる。好みの硬さになったら火を止める。
- 麺をざるにあげ、冷水でしっかり洗いぬめりをとる。
- 温かいそばにする場合は、洗った後お湯にさっと通して温める。
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