フィンランドの定番の家庭料理、カルヤランパイスティのレシピです。角切りにした牛肉と豚肉を、野菜と一緒にオーブンに入れるだけ。待つだけで簡単にできる、美味しい煮込みスープです。
牛と豚を一緒に使う?
カルヤランパイスティは家庭料理の定番です。材料も味付けも調理法もシンプル。スーパーに行けば、必ずこのカルヤランパイスティ用のお肉が売られています。
わたしが移住してきて驚いたことのひとつが、このカルヤランパイスティ用の肉でした。牛と豚の角切り肉が一緒にパックされてるんです。牛肉と豚肉を一緒に煮るの?などととても不思議に思いましたが、角切り肉はあまり見かけないものの、確かに合いびき肉などもあります。よく考えれば、さほどおかしなことでもないのでしょう。
伝統的なオーブン料理
フィンランドにはいろいろなオーブン料理があります。クリスマスの箱料理=ラーティッコなどもそのうちの一つ。
にんじんキャセロール フィンランドのクリスマス料理
フィンランドのクリスマスの定番、Laatikko=箱料理。そのうちの一つ、ほんのり甘いにんじんキャセロールです。にんじんと、なんとお米の入ったラーティッコ。どこか懐かしい気持ちになる味です。
ルタバガキャセロール フィンランドのクリスマス料理
フィンランドのクリスマスの定番、Laatikko=箱料理。そのうちの一つ、ほんのり甘いルタバガキャセロールです。ルタバガはかぶの一種。ルタバガの優しい甘さと、スパイスの香りがくせになる美味しさです。
じゃがいもキャセロール フィンランドのクリスマス料理
フィンランドのクリスマスの定番、Laatikko=箱料理。そのうちの一つ、甘くておいしいじゃがいもキャセロールです。手間はかかりますが、お味は絶品。舟和のいも羊羹を思い出させる美味しさです。
もちろん、他にもいろいろな種類の料理があるのですが、私が特に面白いと思ったのは、フィンランドの台所です。
日本料理は、煮る、炒めるなど、火を使うことが多いです。電子レンジとセットになっているものもありますが、オーブンは、どの家庭にも必ずある、とは言えません。一方フィンランドでは、コンロは電気コンロ。最近はIHも普及していますが、家庭でガスコンロは見たことがありません。そしてこの電気コンロは、オーブンと一体になっています。コンロを新しく買うと、オーブンもついてくる、といった感じです。それくらい、オーブンを使うのが当たりまえなのでしょう。
他にも美味しいフィンランド料理がたくさんあります。日本で作れる人気のフィンランド料理はこちらです。
レシピ
カルヤランパイスティ フィンランドの牛と豚の煮込み
フィンランドの定番の家庭料理、カルヤランパイスティのレシピです。角切りにした牛肉と豚肉を、野菜と一緒にオーブンに入れるだけ。待つだけで簡単にできる、美味しい煮込みスープです。
INGREDIENTS
- 牛&豚角切り肉 700 g
- たまねぎ 300 g
- にんじん 200 g
- 水 1 L
- 塩 2 小さじ
- ブラックペッパー (粒) 1 小さじ
- ローリエ 2 枚
EQUIPMENT
- 電子はかり
- 計量スプーン
- 計量カップ
- 包丁
- まな板
- オーブンに入れられる鍋
INSTRUCTION
- オーブンを225℃に予熱する。
- たまねぎはくし切りに、にんじんは皮をむいて乱切りにする。
- 鍋にすべての材料を入れる。
- オーブンに鍋を入れて30分加熱する。この時点では蓋をしない。
- オーブンの温度を150℃に下げ、蓋をして2-3時間加熱する。
- 味見をして、塩で味を調える。
NOTES
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