豚の心臓、豚ハツの下処理の方法を紹介します。ハツはにおわないので、牛乳不要。水で血抜きするだけで大丈夫です。
海外でもモツが食べたい
モツが大好きな私は、フィンランドでもあれこれ試して食べています。例えば、中東マーケットで買ったギアラや、アジアンマーケットで買った豚の大腸&小腸など。
また、簡単に手に入る豚ハツや豚マメもよく料理しています。
豚ハツの下処理
さて、肝心の豚ハツの処理に移りましょう。
流水で洗う
スーパーで売られている豚ハツは、真ん中に大きく切れ込みが入っていています。つまり、大まかに血抜きがされた状態です。
それでも、ところどころに血の塊が残っています。まずは、このような血の塊を手で取り除き、流水でよく洗います。
ぶつ切りにする
次に、よく洗ったハツをぶつ切りにします。私は、大体8個に切り分けることが多いです。切った断面を見てみると、細い血管に血が残っているのがわかります。
この血をしっかりと抜いてあげるためにも、ある程度の大きさに切り分けることをお勧めします。
冷水につける
最後に、切り分けたハツを冷水につけ、血抜きをします。大体20-30分漬けておきます。もしも室温が高い場合は冷蔵庫に入れます。
何度血抜きをするかはハツの状態によります。ですが、私は30分を一回で十分だと思います。
もちろん、心臓は筋肉の塊ですし、細い血管もたくさんあります。ですから、完璧に血を抜ききることはできませんし、水を変えればそのたびに血が出てきます。ですが、何度か水を替えて試してみたところ、二回目以降はほとんど血が出てきませんでした。
ハツは牛乳につける必要なし
冷水につけるとありますが、牛乳に漬ける必要はないのでしょうか?
モツの下処理に牛乳を使うのは、臭みを取るためです。そして、ハツは全くと言っていいほど臭くありません。ですから、よほどくさいハツでない限り、牛乳で処理する必要はないでしょう。
煮込み、炒め物、焼肉に
下処理が終わったハツは、そのまま料理に使うことができます。意外と簡単に下処理ができるので、我が家ではとても重宝しています。そして、ハツは全く臭くありません。モツが苦手な人でも美味しく食べられると思います。
私は少し厚切りにして、豚ハツと野菜の炒め物にするのが好きです。皆さんもぜひ、豚ハツを楽しんでください。
レシピ
豚ハツ・豚の心臓の下処理・下ごしらえ
- 豚ハツ 1 個
- 水
- まな板
- 包丁
- ボウル
- 牛乳を使う必要はありません。レシピ上部の記事も参考にしてください。
- 流水で洗う。ハツは切込みが入った状態で売られていることがほとんど。内側を確認し、血の塊を取りながら丁寧に洗う。
- 8個程度のぶつ切りにする。
- ボウルに冷水をたっぷり入れ、ハツを入れる。
- 冷蔵庫に入れ、30分血抜きをする。
- ボウルから取り出し、さっと水で洗う。
- 好きな大きさに切り分けて、料理に使う。