パートナーのお母さんに教えてもらったロールケーキです。かたくり粉を入れるので、巻くときに割れにくく、ふわふわもちもちの食感です。フィンランドならではのフィリングも紹介しています。
そのまま冷ましても割れないロールケーキ
ユハニのお母さんは料理が得意です。特に焼き菓子が上手。お母さんの作ってくれたロールケーキがとても美味しくて、教えてもらったのがこのレシピです。
フィンランドのお菓子作りは、日本のレシピに比べて寛容だなと思います。
まず、単位がdLです。体積ではかると、はかりを使った時よりばらつきが出やすいです。でもどんなレシピを見てもほとんどがdL表記なので、きっとそれで大丈夫なんでしょう。
ちなみに、お母さんのレシピは「卵は4個か5個、小麦粉とかたくり粉合わせて1と1/2dL、割合はその時の気分で。」という感じでした。私はきっちりやるのが苦手なので、お菓子作りはあまり好きになれなかったのですが、これくらいの緩さなら気軽に挑戦できそうです。
その他のフィンランドのレシピはこちらからどうぞ。
フィンランドのおいしいレシピ
日本で手に入る食材で簡単に作れるフィンランド料理のレシピです。さらに、日本とフィンランドの食材の違いにも注目し、選び方から丁寧に解説しています。
人気のフィンランド料理はこちらです。
レシピ
割れない フィンランドのロールケーキ ふわふわもちもち
パートナーのお母さんに教えてもらったロールケーキです。かたくり粉を入れるので、巻くときに割れにくく、ふわふわもちもちの食感です。フィンランドならではのフィリングも紹介しています。
INGREDIENTS
- 小麦粉 (強力粉、*1) 70 g
- かたくり粉 30 g
- たまご (室温、200g程度) 4 個
- 白砂糖 80 g
- 白砂糖 1 大さじ
- フィリングはレシピ参照
EQUIPMENT
- ボウル
- ふるい
- シリコンヘラ
- ミキサー,ブレンダー
- クッキングシート
INSTRUCTION
準備
- たまごを室温に戻す。
- オーブンを200℃に予熱する。
- 天板にクッキングシートを敷き、しっかり折り目をつける。30cm×30cmが目安。天板が大きい場合は牛乳パックで仕切りを作ると良い。(*2)
- 小麦粉とかたくり粉をはかり、同じボウルに入れる。
生地作り
- ボウルにたまごと砂糖を入れ、ハンドミキサーでよく泡立てる。
- 全体が白っぽくなり、全体が持ったりするまで混ぜる。泡が非常に細かく、つやがない状態になるのが目安。
- 泡立てたたまごに、小麦粉とかたくり粉をすべてふるい入れる。
- シリコンヘラに持ち替える。泡をつぶさないように、底からすくい上げ、縦に数回切るように混ぜる。粉っぽい部分が見えなくなるまで5-10回程度繰り返す。
- 天板に、できるだけまんべんなくそそぐ。シリコンヘラで厚みを均一にする。キッチンペーパーの隅までしっかり生地をいきわたらせる。
- 天板を少し持ち上げ、台に落として空気を抜く。大きな泡はつぶす。
- オーブンに入れ、軽く焼き色がつくまで8-10分焼く。(*3)
- 生地より大きめのクッキングシートを用意する。
- 砂糖大さじ1を、生地の大きさに合わせてまんべんなく散らす。
- 焼けた生地の粗熱をとってから(*4)クッキングシートごと生地を持ち上げ、砂糖の上に被せる。
- 焼くときに敷いたクッキングシートを丁寧にはがす。
- ジャムを使う場合は、すぐに全体に塗る(*5)。
- クリームを使う場合は、全体が冷めてからクリームを塗る。
- 手前からしっかり巻き、クッキングシートをきつく巻いて冷蔵庫で冷やす。
- 当日も美味しいが、翌日は生地がしっとりしてより美味しい。
フィリング
ジャムだけの場合
- プレーン生地にはベリー系のジャムを、チョコレート生地にはアプリコットジャムを合わせることが多い。
- 使う量は、30cm×30cmの生地で150-300g。巻いた生地がはがれないようにする役目もあるので、全体にしっかりぬる。
クリームだけの場合
- 生地の長さ(巻く方向)を20cm程度にすると、厚みがある生地でぐるっと一周巻いたロールケーキになる。
- 生クリーム200mL、砂糖大さじ2をしっかり硬くなるまで泡立てる。チョコレート味の場合はカカオパウダー大さじ2を加える。
- 手前が厚くなるように生地に塗る。好きなフルーツを載せて巻く。
ジャムとクリームの場合
- ジャムを全体に薄く塗り、クリームを手前2/3に塗る。(*)
いちごとルバーブのジャム&バニラクリーム
- バニラ風味のクリームチーズを、生クリーム100mLを軽く泡立てたものと混ぜて使う。
クラウドベリージャム&レモンクリーム
- レモン味のクリームチーズと、Jogurttirahkaを混ぜる。Jogruttrakkaは固めのヨーグルトや軽く泡立てたホイップクリームで代用できる。
ラズベリージャム&ホイップクリーム
- 生クリーム200mL、砂糖大さじ2をしっかり硬くなるまで泡立てる。
ポイント
- フィンランドの小麦粉はほとんどすべて強力粉です。詳しくはこちらの記事をご覧ください。無料公開を終了しました | Piece of Oishi酒なし、みりんなし、現地の食材で作れるレシピ&料理の科学&海外の食材考察サイト
- 牛乳パックの2面を切り取り、折り曲げて三角形の筒を作りました。マスキングテープで天板にはりつけています。繰り返し使用できます。
- 厚みがまばらだったり、泡ができて表面が滑らかでなかったりしても、この後の工程で目立たなくなるので大丈夫です。
- 私は、生地が焼きあがってからクッキングシートに砂糖を散らし、その間生地を冷却しています。大体2-3分です。あまり熱いうちにお砂糖の上に置くと、お砂糖が溶けてしまうので気を付けてください。
- ジャムは接着剤の役目もあるので、全体にまんべんなく塗ってください。
- ジャムを塗ってからクリームをぬろうとすると、のびが悪く、ジャムとクリームが混ざったりします。どちらにせよ美味しいので、細かいことは気にしないで大丈夫です。
NOTES
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