市販のあんこもいいけれど、じっくり時間をかけて、自分で作るあんこは格別のおいしさです。和菓子にも、洋菓子にも合うあんこの作り方です。乾燥小豆さえ手に入れば、海外でも作れます。
乾燥小豆はアジアンマーケットで
フィンランドの普通のスーパーでは、あずきはあまり見かけません。アジアンマーケットに行くとazuki beansとして売られています。そして、Red beansとして、小豆と似た色の豆が見つかりますが、ほとんどの場合Kidney beansです。味が全く異なるので、代用はおすすめしません。
圧力鍋でもできる
このレシピは、のんびりと時間をかける粒あんの作り方を紹介しています。もしも時間がない場合は、圧力鍋を使うと、1時間であんこが出来上がります。この場合、粒はかなり崩れてしまいますが、味は抜群です。
バタービーンズで白あん
そして、乾燥バタービーンズから、白あんを作ることができます。バタービーンズは、白くて大粒の豆です。こちらは、大きなスーパーやアジアンマーケットで買うことができます。
水煮の豆でも大丈夫
また、手間を省きたいときに役立つのが水煮の豆です。水煮の小豆を使えば、簡単に漉し餡が作れます。残念ながら、フィンランドでは茹で小豆は売られていません。それでも、グリーンピースやネイビービーンズなどから、簡単にうぐいすあんや白あんが作れます。
和菓子が簡単にできる
何より、あんこが作れると、米粉やもち粉を使って、和菓子が簡単に作れます。例えば、おだんご、白玉団子、おもちなど、海外ではなかなか手に入らないものも簡単に作ることができます。

海外で買える米粉の種類とおだんごのレシピ
海外でもお団子を作りましょう。粘米粉は米粉、糯米粉はもち粉(白玉粉)です。この二つを混ぜると団子粉になり、ゆでるだけでおだんごが作れます。

海外でも糯米粉で白玉団子 みたらしやきなことぴったり
海外では白玉粉は見かけませんが、もち粉=「糯米粉」で白玉団子が作れます。白玉団子だけでなく、みたらしやきなこ、あんこも簡単に作れます。

海外でおもち 糯米粉であんころもち・安倍川餅・切り餅
海外で買える糯米粉や、日本のもち粉であんころもちや安倍川餅、切り餅や鏡餅が作れます。餅粉を電子レンジで加熱するとむらができて失敗しやすいですが、熱湯を使うだけでぐんと成功しやすくなります。
洋菓子にも合う
そして、日本人なら大好きなあんことパイ生地の組み合わせ。フィンランドのクリスマスパイ、Joulutorttuをあんこで作ったら、フィンランド人にも好評でした。もちろん、あんぱんにもぴったりです。
レシピ
海外でも作れるあんこ・粒あんの作り方 乾燥小豆使用

市販のあんこもいいけれど、じっくり時間をかけて、自分で作るあんこは格別のおいしさです。和菓子にも、洋菓子にも合うあんこの作り方です。乾燥小豆さえ手に入れば、海外でも作れます。
INGREDIENTS
- 小豆 300 g
- ブラウンシュガー 300 g
- 塩 1 つまみ
- 水
INSTRUCTION
調理
- 小豆と水1200mLを大きな鍋に入れ、強火で30分加熱する。小豆が水を吸って大きくなるが、まだ硬い。
- お湯を捨てる。
- 鍋に小豆と水1200mLを入れ、強火で加熱する。
- 小豆の皮に裂け目が入ってきたら弱火にする。
- すべての小豆の皮に裂け目が入るまでじっくり茹でる。ここで十分に茹でないと、あんこにしたときに硬い豆が残ってしまうので、根気よく茹でる。小豆がつぶれてしまうので、極力混ぜない。水が減ってきたら、適宜熱湯を足す。
- 小豆をいくつか取り出し、いずれも指で簡単につぶせることを確認する。
- 鍋を流しに置く蛇口から冷水を細く出し、鍋肌を伝わせながら鍋に注ぐ。
- 鍋の中の水が澄んできて、小豆が十分に冷えたら、小豆をざるにあげて水を切る。
- 鍋に小豆とブラウンシュガーを入れ、鍋をゆすって砂糖が全体にいきわたるようにする。
- 鍋を中火にかける。
- 小豆から出てきた水分が少なくなったら、塩を加え、へらで混ぜながら加熱する。冷めると硬くなるので、少し流動性が残るあたりで加熱をやめる。
- 冷やして出来上がり。もしも硬くなりすぎた場合は、お湯でのばす。
その他のあんこ
- バタービーンズで白あんも作れます。バタービーンズで白あん、抹茶あん 海外で作れるあんこ白あんが食べたくても、海外で白いんげん豆を探すのは至難の業。アジアンマーケットでみつけたバタービーンズで白あんを作ったら、想像以上においしくできました。抹茶を加えるだけで抹茶あんに変身します。
- 水煮のグリーンピースやネイビービーンズなどから簡単にあんこが作れます。水煮の白いんげん豆、グリーンピースで白あん、抹茶あん、うぐいすあん豆の水煮缶を使った、手軽なあんこのレシピです。白いんげん豆(Navy beans)で白あんと抹茶あん、グリーンピースでうぐいすあんが作れます。30分でできる、海外でも作れる、手軽なあんこのレシピです。
- 米粉やもち粉で、海外でも作れるおだんご、白玉団子、おもちのレシピはこちらです。海外で買える米粉の種類とおだんごのレシピ海外でもお団子を作りましょう。粘米粉は米粉、糯米粉はもち粉(白玉粉)です。この二つを混ぜると団子粉になり、ゆでるだけでおだんごが作れます。海外でも糯米粉で白玉団子 みたらしやきなことぴったり海外では白玉粉は見かけませんが、もち粉=「糯米粉」で白玉団子が作れます。白玉団子だけでなく、みたらしやきなこ、あんこも簡単に作れます。海外でおもち 糯米粉であんころもち・安倍川餅・切り餅海外で買える糯米粉や、日本のもち粉であんころもちや安倍川餅、切り餅や鏡餅が作れます。餅粉を電子レンジで加熱するとむらができて失敗しやすいですが、熱湯を使うだけでぐんと成功しやすくなります。
- フィンランドのクリスマスパイ、Joulutorttuにもあんこが合います。フィンランドのクリスマスタルト ヨウルトルットゥフィンランドをはじめ、北欧でよく見かける伝統的ななクリスマスタルト、ヨウルトルットゥJoulutoruttuです。パイ生地の上に色々な種類のジャムがのった、見た目も味も最高の一品です。あんこをのせる日本風アレンジもあります。
コメント